ファラファーンの古き良き伝統を今に伝えるギアサバードの上質な絨毯です。
製作年代は2000年頃とされています。

商品解説

ヘラーティーと呼ばれる花文モティーフの色調を変えてメダリオンの構図に仕立てたデザイン様式の絨毯で、俗にマーヒー柄と呼ばれます。マーヒーとはペルシャ(ペルシア)語で魚を意味し、ヘラーティー花文の葉の形が魚に似ているところから付けられた名といわれています。

西ペルシャ(ペルシア)と中央ペルシャ(ペルシア)の中間地域にあるファラファーン地方で制作されたと見做される絨毯で、サイズは200×124㎝。ペルシャ(ペルシア)語でドザールと呼ばれる部屋敷サイズの絨毯で、織り密度は4,200kn/dm2(1㎝角に7×6)。ペルシャ絨毯(ペルシア絨毯)の一般的クオリティー指標であらわすと45RAJ相当となり、細かな織りの上質な絨毯に分類されます。

作品番号9094-95とよく似たデザインの絨毯ですが、よく見るとメダリオンの形だけでなく、ボーダー柄やヘラーティーの文様パターンも、微妙に異なっています。

制作年代は2000年頃とされていますが、未使用で保存状態は良好。比較的細かな織りでしっかりと織り上げられており、ファラファーンの古き良き伝統を今に伝える一枚となっています。

ギアサバード絨毯について